Interview
バイテックで働く社員


未知の国で働く経験は成長ができて、もうひと皮剥けるチャンスと考えました
歯科技工士(2008年中途入社)

- どのようなお仕事をしていますか
- 2022年3月から、ベトナムのホーチミン市にある現地法人BITEC GLOBAL VIET NAM CO., LTD.(以下「BGVN」)に、駐在員として赴任しています。
駐在員としてのミッションは、大別すると3つあります。
ひとつは技術指導。ベトナムは日本と異なり、歯科技工士という公的資格はありません。 体系立てて技術を学ぶ機関がありませんので、赴任して直接指導しています。
お国柄や国民性によるものでしょうか。ベトナム人歯科技工士たちの技術を身に付けるスピードには目を見張るものがあります。
着任時をゼロ、目指すレベルを100とするならば、現在は70~80ぐらいまでレベルは上がってきました。
技術のレベルは上がってきていますが、先にお話した通り、学術的な部分をどうやって教育をしていくかが目下の課題です。
ふたつ目は品質管理です。現在、BGVNでは様々な義歯を日本国内向けに製造していますが、"Japan Quality"、日本が求める品質に達しているかを、各工程から納品まですべてチェックしています。
最後がBGVNの管理運営です。BGVNは2019年に設立・創業したばかりの、言わばスタートアップ企業です。
「歯科技工」というビジネスがベトナムでは非常に新しいこともあり、まだまだ運営面で整えていくことがたくさんあります。
目下のところ、私のミッションにおいて管理運営に係る比重が大きいのですが、早く整えて、技術指導と品質管理に集中できるようにしたいと考えています。
「そばで丁寧に指導したい」という思いがありました

- BGVNで働くきっかけを教えてください
- 2020年から日本側でBGVNに関わっていましたが、ベトナム人歯科技工士たちの技術は求めるレベルにはなかなか届かず、「そばで丁寧に指導したい」という思いを抱いていました。
したがって、ベトナムへの赴任を打診されたときは、悩むことなく「行きます」と答えた記憶があります。
また、ベトナムという、未知の国で働く経験は「きっと自分にとって得るものが大きいはず。もうひと皮剥けるチャンスだ」と考えました。BGVNに関わってきたことから、「この仕事は自分がいちばんの適任者だ」と思えたことも、背中を押してくれたと思います。
振り返ると、当社への入社を決めたときも同じでした。独自の技術を用いた当社の入れ歯ブランド「コンフォート」の将来性、先を見据えた海外展開、デジタル化への対応といったユニークさが、「より成長できる」と感じさせてくれたからでした。
- 今後の目標を教えてください
- 今後も、BGVNの歯科技工士の技術指導を促進することで、日本との連携をよりシームレスなものとすることを目指していきます。
そして、ベトナムに留まらず、ASEAN各国での事業展開の足掛かりを築きたいと考えています。
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