Interview
バイテックで働く社員


義歯製作から装着に問題がないよう、
丁寧でスピーディーに対応していく
歯科技工士(2021年新卒/2022年中途入社)

- お二人が所属しているデジタルユニットとは、どのような業務を担当している部署ですか?
- 込山:デジタルユニットは、義歯を製作する生産グループ内のユニットのひとつです。
デジタル化によって生まれた新しい技術を、義歯製作に導入を検討し、さらには、その先端の技術を製作の現場に適合させていくことをミッションとしています
目黒:義歯というと、歯の型を取った石膏の模型をイメージされる方が多いと思いますが、現在では、歯科医が模型をスキャンしたデータや、口腔内を専用のスキャナーで取り込んだデータを元に、私たち歯科技工士がCAD/CAMを用いて、PC上で歯の配列等を行い、3Dプリンタを用いて実際の義歯を製作していくということが、一般化しつつあります。
込山:弊社では、ベトナム・ホーチミン市にある現地法人BITEC GLOBAL VIET NAM CO., LTD.(以下「BGVN」)との間で、デジタルデータを共有し、BGVNに設置してある3Dプリンタで模型にして、義歯を製作するという、フィジビリティスタディを行っています。
- お二人はベトナム出張の経験があると聞いています。
- 込山:1週間ほど行ってまいりました。
出張前から、BGVNとのコミュニケーションを取る機会はありましたが、実際に、どのような環境で、どんな人たちが働いているのか、といったことは知りませんでした。赴いてみて、私と同年代の人たちが、日本の歯科技工技術を身に付けようと、一生懸命がんばっている姿に刺激をもらって帰国しました。
目黒:私は、9日間の出張でした。歯科技工士という仕事柄、海外出張という機会に恵まれると思っていませんでしたので、出張が決まったときは、とてもうれしかったのを憶えています。実際に行ってみて、込山さんと同じくBGVNの若い歯科技工士たちの「なんでも学ぼう」とする意欲に刺激を受けました。
またBGVNの職場の雰囲気がとても良く、社員同士の仲が良かったことも印象に残っています。
PCで歯を配列していくのが、
手でやるよりもどかしく難しかった

- 目黒さんは中途入社だそうですが、転職を考えた理由とバイテックに入社したポイントを教えてください。
- 目黒:高校生のとき、進路選択に迷っていた私に、母がくれたアドバイスがきっかけで、歯科技工士の道を選んだのですが、細かなものづくりが好きな自分には向いていると感じ、楽しく働くこともできていました。
一方で、結婚や出産・育児といったライフイベントを経ても、「この仕事を長く続けていきたい」と思うようになり、より女性のキャリア支援に積極的な企業で存分に頑張ろうと考え、転職することを選びました。
会社訪問のとき、若い歯科技工士が多いことや多くの女性社員が仕事と育児を両立させていることが、入社を決めた理由のひとつになりました。
また、デジタル化への対応を進めていることも、背中を押してくれました。
- PC上での配列といった、デジタル固有の製作に戸惑いはありましたか。
- 込山・目黒:最初は戸惑いました!
PCのディスプレイに向かってマウスを動かして歯を配列していくのが、手でやるよりももどかしいし難しかったです! でも今では、PC上で行う方が早く正確に行うことができるようになり、楽に感じます。
- 今後の目標を教えて下さい
- 込山:歯科医療・歯科技工におけるデジタル化は、他の産業同様に、そのスピードは非常に速いのですが、必ず治療行為に伴うものであることを忘れてはいけません。実際の義歯製作から装着に問題がないよう、丁寧かつスピーディーに対応していきたいと思います。
Copyright BITEC GLOBAL GROUP, Inc.