責任も伴うけれどやりがいもある

最初は矯正をやりたいと思っていました。
矯正を学ぼうと思った時に、矯正は歯の排列の位置などがきちんとわかっていないと、本来の歯の位置をどこにすべきかということがわからないということがあったので、排列を学ぶために、義歯に興味を持ったのがはじまりです。

就職活動中は色々な会社を見ましたが、当社は、保険ではなく自費だけなので、責任も伴うけれどやりがいもあると思い、関心が高まりました。
また、社長の考えや想像している今後の入れ歯のあり方が面白く、自分もそういう面白いことを一緒にやりたい！と思ったことも大きかったです。ラボで毎日入れ歯を作るというだけではなく、会社の中のラボなので、歯科技工士として働くだけではなく、営業や企画など、歯科技工士という資格を活かしながら他に活躍できる場所があるというのも魅力的でした。

同時にラボの中の歯科技工士だけではなく、オフィスで働く事務職や営業職などの色々な仕事をしている人と話ができるのも面白そうだなと思いました。あとは、当社は技工士の採用試験でガンダムのプラモデルを作るのですが、それを受けてみたかったというのも実はあります。

品質基準を高く持ち、一緒に進んでいこうという気持ちで教育にあたっています。

最初の半年間は、各歯科医院さんから届いた義歯の状態をチェックし、発注情報や技工指示書の確認をし、実際にコンフォートの加工を担当する技工士が作業に入れる状態まで準備する仕事をしていました。
初めは、複雑な業務が多く「どうしてこんな作業が必要なんだろう、歯科技工士でなくてもできる仕事じゃないのか？」と疑問に思うことも正直あったのですが、今思えば、その時に毎日色々な義歯を見たことで、こんな義歯にはこういう対応ができるんじゃないか？と考えられることも多く、勉強になったなと感じています。
その後から本格的に義歯のコンフォート加工をしており、一人で一人の患者さんの義歯を最初から最後まで担当しています。

コンフォート加工を選んでくれる患者さんは、他の医院さんや入れ歯を選んでも、なかなか痛みやゆるみなどの症状が改善せず、最後の砦のような気持ちでコンフォートを選んでくださることが多いです。
そういう患者さんの生活、人生のために、生きていくために必要なものを作っているんだという気持ちをいつも忘れずに持っています。

自費診療の入れ歯なので、責任は重いですが、「噛めるようになった！」「ぴったりだった！」というお手紙を患者さんからいただけることもあり、そういう時は本当に嬉しいです。
現在はコンフォート加工の教育担当として、新卒・中途採用の技工士の教育を行なっています。

自分の作っているものが患者さんを笑顔にしていくという実感を持ってもらえるように、喜ばれるものを作れる技工士になってほしいと思い、品質基準を高く持ち、一緒に進んでいこうという気持ちで教育にあたっています。

コンフォート加工のできる技工士をもっと増やしていきたい

これからも教育は続けていきたいと思っています。
品質の高いコンフォート加工のできる技工士をもっと増やしていきたいと思いますし、自分自身の技術も高めていかなくてはいけないと思っています。
当社は海外にも商品を展開しています。今後も増えて行くのではないかと思っているので、世界に広がった時も、どこでも「日本のバイテッククオリティ」と言えるものを患者さんに渡せるように、海外の歯科技工士の教育などもできるような人材に成長できたらいいな・・・と思います。
また、当社には歯科技工士も意見を言える環境があると思います。
なので、歯科技工だけでなく、キャンペーンなどの企画にも携わってみたいですね。
仕事もまじめにしっかりやりながら、プライベートもしっかり遊ぶ、というバランスを大切に楽しく働きたいです。
歯科技工士って、給料も低くて、拘束時間も長くて、辛くて…というイメージを変えていけたら嬉しいです。
余談ですが、私はコンフォートのやわらかいシリコーンは入れ歯だけではなく、他にも人の役に立つ何かに使えるんじゃないかと思っています。そういう提案ができたらちょっと面白そうだな、と思っています。

何かできることはないか考えられる人と働きたい

何事も諦めない人と働きたいです。
患者さんのお口に入るもの、毎日使う、その人の生活に寄り添うものを作る仕事なので、どうしてもうまくいかない時や、何度も試行錯誤を繰り返さなくてはならない時もあります。
その時に、一緒に解決できるように考えていきたいと会社の皆が思っています。だから落ち込んで、自分を責めてしまうのではなく、落ち込んでも何かできることはないか考えられる気持ちを持った人と働けたら嬉しいです。
今は教育を担当しているので、何か辛いことや困ったことがあった時に、抱え込まずに相談してくれたら嬉しいです。